テーブルゲームカフェシャッフルの日記

大阪府寝屋川市にて営業しているトレーディングカード専門店、TableGameCafeShuffle(テーブルゲームカフェシャッフル)のブログです。

【ボドゲ】ハトクラ考察記事2

やあ、店長だよ!

いつもshuffleをご愛顧いただきありがとうございます。

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前回ハトクラの記事を書いて、色々意見があったようなので、今回はその『姫擁立とゲームバランス』について考察してみようと思う。

良かったら一緒に考えてみて欲しい。

 

 

◆当店ハウスルールに関して

これに関して『どうして?』『何故?』という意見が多かったようだ。

♡shuffleハウスルール♡

①ルウェリーの10金擁立

②クラムクラムと宝物庫のコンボ禁止

③ヘラルド杖の旧テキスト採用

 

確かに公式推奨ルールとは違うし、あくまで"ハウスルール"である。

守る必要はないし、理由は?と言われたら『そればっかり取るから。それの取り合いのゲームに変わってしまうから。』というのが一番簡潔な答えだ。

 

ただ確かに、経験上これらには禁止、制限をかける意味があった。

私はこのゲームを、少なくとも200回はプレイしたが、これをしなければ、あまりにゲームが勿体無いものになってしまった。

それをここで考察、理論で説明してみよう。

(正直、運も絡むし、自信はないぜ!)

 

①ルウェリーの10金擁立

ルウェリーのここがやばい

その①

このカードを6金擁立にすると何がやばいって、フラマリアが100%このカードより先に擁立されないのがやばいのだ。

 

フラマリアはエラッタ後も、農村が直轄地に移動しないというテキストで唯一の速攻カードであったが、ルウェリーの登場でそのお株すら奪われてしまった非常に悲しいお姫様である。

 

この速攻戦法がなくなったせいで

・焼き畑農業

・大農園

・金貸し

といった速攻カードが非常に使いにくくなってしまった。

これらはサプライで登場しても売れ残り、盤面を埋めるだけの無駄なカードとして残り続けてしまう。

 

しかし、ルウェリーが6金で擁立できないとすれば、農村を使った速攻戦法を試みる意義は出てくる。借金姫と呼ばれていたフラマリアの速攻戦法は、これにより守られるのだ。

 

その②

ルウェリーの強力っぷりは上記だけにとどまらず、8金(通常+拡張)擁立すらも凌駕する。

大都市+1という数値がそもそも危険。

大都市×1 農村×3、つまり最速ハンド4枚で既に他の姫を差し置き、継承点マイナスなしでサポートカードを2枚獲得できる。

ルウェリーそのものに起動効果はないとは言え、そもそもサポートカード2枚の同時獲得が非常に危険なコンボを生み出す。

 

例)

宝物庫+豪農ニコル

毎ターン3金手札補充がされ、さらに1金づつ貯金がされていく。

農村こそ増えるものの、擁立後ものの数ターンでレアカードの購入をが可能。

 

 

魔法図書館+豪農ニコル

デッキ圧迫とボトム操作は非常に相性が良い。

ニコルがいれば5金で公爵を購入でき、擁立後3〜5ターン程でデッキ内継承点は20点に達する。

そこからデッキを一周すれば、捨札の公爵を一度にハンドに加えられる。しかもそれは公爵×3、その他の継承点1枚と4枚で完結させられるため、ハンデスカードすら効かない。

 

アウローラ+帝国議事堂

相手プレイヤーから擁立に重要な大都市をもぎ取りつつ、自分は議員を獲得できる。

さらにその議員をセットしながら買い物もするという欲張りっぷり。

ほかのプレイヤーは擁立すらできず、擁立できる頃にはルウェリーの継承点には追いつけないことがほとんど。

 

ウィリアム+シャオリン

他のプレイヤーにカードを買わせないが如く、行動カードをかっさらってゆく。

ランダムでカードが出てくるこのゲームにおいて、1ターンで3枚以上カードを購入すること=他のプレイヤーの選択肢をなくすということに等しい。

しかもリンク無視なので、がめたカードもほぼ腐らず、寧ろ犯罪的なアドバンテージを生み出す。

ドローカードが多い又は貴重なサプライに、おいては凶悪な組み合わせ。

 

ルモイ大聖堂+宝物庫

毎ターン無料かつハンド消費なしで圧縮とコインカウンターを貯める。

他のプレイヤーとほぼ毎ターンハンド2枚分のアドバンテージ差をつける。

レイン&シオンですら、最大ほぼ無作為20枚のアドバンテージしか稼がないのに、確実にアドバンテージを回収するこのコンボも凶悪。

 

他にもありそうだが、要はサポートカードは1枚だからこそバランスが良いのだ。

 

では8金擁立は?

これも試したがさして変わらなかった。結局大都市を含んで擁立できれば、他の姫にはできないサポートコンボが完成できる。

 

毎ターン起動できる他の姫と比べてもアドバンテージ差は圧倒的だ。

 

オウカ:2:1で限定も厳しい。ある程度見据えた構築が必要。

アナスタシア:呪いという回数制限。邪魔されたり、そもそも呪い獲得で1:1以下の動き。

エムシエレ:自分も購入コストが上がる。

ベルガモット:唯一サポートカードコンボが考えられるが、彼女は自分の捨札しか参照にしない以上、圧縮などと相性が悪く、ある程度見据えた構築と擁立が必要になる。

 

以上の結果、ルウェリーは10金の擁立が望ましいと判断した。

(もちろん+2金でサポートもあり)

 

ルウェリーは大公爵の娘であり"逆転力"というワードが非常にマッチした姫だ。

公爵8金、大公爵12金という4金差もちょうど良い。

10金擁立にすることで、大都市1枚での擁立難易度はかなり上がり、直轄地キープもできない初めから狙うのはかなりナンセンス。

レイン&シオンと並び、後半に残ったサポートカードでコンボを組み立て、逆転を狙える良いカードに変わるのだ。

 

②クラムクラムと宝物庫のコンボ禁止

コンボ禁止というのはウィクロスデュエルマスターズで言うコンボ殿堂、つまり同時使用の禁止だ。

 

クラムクラムはカードの購入コストを下げるが、宝物庫は購入されたカードの元々のコスト合計を参照してコインカウンターが貯金される。

 

つまり毎ターン2金以上のアドバンテージが、たった4金から生まれるのだ。

ハンド4枚でも比較的簡単に作れるため、ハンデスも効かないことが多い。

この4金という数値が危険。

 

クラムクラムは4金でコスト5の議員が購入できるからだ。

これにより後続して擁立するプレイヤーはエムシエレを選ばざるを得なくなり、自分のデッキコンセプトが崩壊する。

 

しかも元々10金でエルルーン、12金で王冠を購入できるクラムクラムにとって、いつでも使えるコインカウンターはかなり強力。

擁立後、2金ほど貯金すればエルルーン購入し、その購入で溜まったコインで王冠を、購入できなくても溜まったコインを使いながら6金で公爵を2回購入し、継承点20点に達する。

エルルーンを失った他のプレイヤーに逆転の術はない。

 

他の姫でも、コインカウンターは強力だが、この組み合わせはその中でも群を抜いて凶悪。

コインが生まれる行動カード

・いたずら妖精

・お金好きの妖精

・義賊

・ブラウニー

・富豪の愛娘

などのカードを併用すると、ますます手がつけられない。

 

一番に擁立した姫がエルルーンを即時購入しほかのプレイヤーの逆転の目を摘み、ゲームにならないというのが非常に勿体無いため禁止。

 

③ヘラルド杖の旧テキスト採用

これは正直私ももう少し熟考の余地があると思っている。

しかし新テキストのヘラルド杖はあまりにも強力。

 

ルルナサイカと同時擁立で彼女は10点スタートになり、公爵と宮廷侍女のたった2枚の継承権カードで戴冠式を迎えてしまう。

 

そもそも公爵が8金で8点になり、エルルーンで剥がされてもまたセットすることで、(ルル6+杖2+カウンター2)+(公爵6+カウンター2)−公爵6+(公爵6+カウンター2)合計20点になる。

エルルーンの購入、セットなど無駄になるのだ。

 

これだけ継承点のスピードが早いと、もはやドロー以外の行動カードの意味はほぼ皆無である。

 

『とりあえずお金を増やして、運良く8金擁立できた人が勝つ』という実に運ゲーな思考をした人が勝つゲームになってしまう。勿体無い。

 

そもそも8金で10点スタートできるなら、ラオリリを擁立する意義はほぼ消えてしまい、また使われないカードが増えてしまう。

 

ヘラルドの効果は旧テキストよりもう少し強化しても良い感はあるが、4点だと、ルウェリーが議事堂と同時擁立するとルルナサイカの初期値を突破し、かつ議員公爵を買いながらセットできる上位互換が生まれてしまう。

 

 

 

いかがだっただろうか?

実際このハウスルールで、擁立される姫は非常に疎らでサプライによって様々なコンボを考えなければいけなくなっている。

ラオリリやフラマリア、ましてはアナスタシアすら活躍の場が見えてくる。

選択肢が多いことで、対戦相手のメタを考察し、自分にとっての最良のプレイングとデッキ構築を考えられる最高のゲームになっていると私は思う。

 

最後にまとめると

①ルウェリーはバグ

②ヘラルド杖もバグ

③そのままだとクラムクラムが強いまま

 

ということだ!!笑

運要素があるゲームにおいて、100%こうと言い切れることはないが、現状このルールでのプレイが私は一番ハートオブクラウンを楽しめるルールだと思っている。

 

是非当店でこのハウスルールを用いてハートオブクラウンで遊んでみて欲しい!!

 

それでは今日はここまで。

最後まで読んでくださった方、どうもありがとうございました。

 

店長 松尾